「ミニアイスパック」「リビングポット」
「DINING炉端」が2024年度グッドデザイン賞を受賞
弊社の開発商品「ミニアイスパック」「リビングポット」「DINING炉端」が、このたび2024年度のグッドデザイン賞(公益財団法人日本デザイン振興会主催)を受賞しました。
受賞商品「ミニアイスパック」とは
近年社会問題となっている熱中症対策アイテムとして、真空二重構造技術を採用してうまれた”持ち運ぶ氷のう”。スポーツシーンなどで使われてきた氷のうをコンパクトサイズにし、真空二重構造のホルダーに収納することで外気の熱を遮断し屋外でも長時間携帯することを可能にした製品です。ホルダーの表面が結露しないため、鞄の中に収納しても濡れることがなく、通勤通学はもちろん、屋外のイベントやアウトドアに手軽に携帯いただけます。氷のうは布製ではなく肌あたりの良いシリコーン製なので、冷たすぎることもなくお手入れも簡単。コンパクトでどなたにもお使いいただきやすい製品です。
グッドデザイン賞審査委員による評価コメント
近年、様々なクーリングアイテムが生まれているが、屋外で簡単に使用できるものの多くが、簡易的かつ一時的なものであり、低い温度を長時間保持できるクーリングアイテムは少ない。それに対し、本製品は冷却効果の高さと持続性において、他にない高い優位性と独自性を持っていると言える。清潔感のあるシンプルなデザインによって、幅広い層のユーザーが手に取れる製品となっている点も好ましい。自社の持つ知見を活かした製品開発の好例であると言える。
受賞商品「リビングポット」とは
インテリアに自然と溶け込むデザイン性と、使いやすさにこだわったステンレス製真空二重構造の卓上ポット。長年培ったピーコックの真空断熱技術により、長時間の保温保冷効果が持続し美味しい温度を保ちます。パーツは瓶本体・栓・栓パッキンの3点のみで、約7.6cmの幅広口径はストレートタイプで手が奥まで届き洗いやすく、毎日のお手入れのストレスを軽減します。栓の構造はシンプルなスクリュータイプで子どもから大人までどなたにでも使いやすく、ご自宅やオフィスなど、幅広いシーンで活躍します。高い機能をもちながらも、どんな方のライフスタイルにも自然と馴染むように設計されたシンプルで美しいデザインの製品です。
グッドデザイン賞審査委員による評価コメント
生活様式とそこから求められる必要性と十分性をしっかりと捉え、適した機能とデザインが選択され実装されている。真空断熱構造でありながらスクリュー部から一層になっている本体は、機能性を保ちながらシャープで軽やかな印象を創り出している。また、蓋が本体の中に落とし込まれていることよって、すっきりとした一体感を創り出している。同心円の意匠の蓋にリブ状のつまみを設けているデザインに誠実さが窺える。断面形状を工夫したハンドルも心地良い。「ちょうど良い」が優れたバランスで結実している。
受賞商品「DINING炉端」とは
ご自宅でもっと手軽に晩酌時間を楽しんでほしいという想いからうまれた電気炉端焼き器。プレートには独自開発の3次元アーチ構造を採用し、余分な脂を落として調理中の煙81%削減(当社製品比)を実現。同時に油跳ねも抑えて、ご自宅でも快適に調理が楽しめます。ヒーターはプレートに内蔵しているため熱ムラが少なく、おつまみはもちろん魚やステーキ肉など、本格的な調理も可能。まるで自宅でわくわくとした居酒屋気分の感動を提供するため、炭火焼きをイメージさせるデザインにしました。1~2人の使用に最適なコンパクトなサイズ感で収納にも困らず、毎日の晩酌時間に最適な製品です。
グッドデザイン賞審査委員による評価コメント
ヒーターをプレートに内蔵することにより、食材を乗せても温度が低下しないという機能上のメリットに加え、製品構成要素の削減による環境貢献や、製品の扱いやすさの向上にも寄与している。湯流れの良いプレート形状と油を水で受ける構造で、油煙を抑え、リビング空間での調理を可能にしている。本体デザインを基本形に徹することで「炉端」のイメージを持ちつつ、どのようなシーンにも違和感なく馴染むだろう。多くのユーザーの晩酌の時間を、より楽しく充実した体験に導いてくれることが期待できる。
グッドデザイン賞とは
1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。
http://www.g-mark.org